日記

日々を愛しています

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激動の1週間を終えて、やっとゆっくり日記をかける。木金土のバイト3連勤、から深夜バスで大阪、1日観光してライブ見て、また深夜バスで帰ってきて大学。そして1週間の山場、製図、実験の火曜日を乗り越え、友達と飲み、泊まりからの一限から授業でて、ラストまでバイト。よく頑張ったよ。でも、どう考えても疲れより楽しさと思い出の方が大きい。この1週間で関わった全ての人にありがとう。

 

初めてのひとり旅行。まずはそれだけで人生の一大イベントだった。1人で深夜バスに乗って、未開の地に放り出されて。右も左も分からないままで、すごく心細かった。バスであんな至近距離で隣になった人、今までもこれからもこの人とは一切関わりがないってすごい事だよ。なんて思ったけど、そんなことはどうでもいい。世の中常にそうだよな。

前日にどこ行こうか何ヶ所か決めていたけど、地震の影響でやっているのか不安だったから詳しくは決めなかった。(案の定モノレールが止まってて太陽の塔は見に行けなかった。)中津の駐車場で降ろされて、少し雨が降っていたけど早く出てってって急かされて、とりあえず人の波に乗ってたら大阪駅につきました。朝の6時でどこもやってなくて、30分くらい待ってモーニングをやっている喫茶店で朝ごはんを食べた。これも初めての経験。

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なんか素敵な空間でした。ここで時間を潰してから移動、日本橋黒門市場へ。あそこは外国人向けになりすぎて逆に日本人に優しくない。一通り回ってから気がついたけど、私海鮮苦手でした。ただのお散歩になってしまった。でも楽しかった。知らない土地に行って知らない人たちと同じ空間にいる事実にわくわくした。

時間もあったのでそれから歩いて通天閣へ。1人で通天閣なんて来る人いるのかな、、って引け目を感じながら受付でお金払って登った。ほかの人たちはみんな誰かと来ていて、なんか情けなくなってずっと俯いてた。まあ高いところにいるんだから上向いてても仕方ないし。でもエレベータのお兄さんがどタイプでした。ありがとう。通天閣の歴史のビデオを見たり、お土産買ったりしてから、大阪駅に戻ってタワレコ巡り。こんなところにまで来てタワレコかって思うけど、ROKIの新譜も買いたかったのでやった〜!NU茶屋のほうでサイン見れるかなと思ったけど見れなかった。やっぱり大阪のタワレコは大阪のバンドに優しくて、東京より温かみがあった。

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私のイヤフォンのなかもあなた達のおかげで宇宙です。ありがとうございます。

それから心斎橋に移動してアメリカ村へ。怖かった。原宿みたいでみんな怖かった。似合わないところに行くべきではなかった。でも1人で入った串カツ屋さんで初めての体験をした。昼間っからひとりでお酒飲むなんて経験、こんな日がなかったら一生しなそうだよね。そしてグレープフルーツまるまるだしびっくり。前に並んでたおばさん達が、この子一人だから先通してあげてって店員さんに行ってくれて大阪の人の暖かさを知った。

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この状況に1人でテンションがあがってしまって、ウキウキしてたんだけど、お酒が回るほどただただ心細くて寂しい気持ち出いっぱいになった。早く帰りたかった。帰ってもそんなに友達なんていないけど、それでも一人ぼっちが怖かった。そんな感じでぐずぐずしてたらバイト先の店長から電話がかかっていた。あろう事かシフト提出忘れてた電話をし損ねて昼間っからお酒を飲んでしまっていた。でも知っている人と話ができてることが嬉しくて、なんだか変なテンションで失礼な態度になっていたかもしれない。ごめんなさい。来週の日曜日出なくていいっていってたのに、やっぱり出てって言ってくれて、こんな私でも求められた気がして嬉しかったです。

そんな気持ちで西長堀駅へ。駅構内は少し薄暗くて、お酒が入ってるののもあって不安な気持ちでいっぱいだった。外に出てみると、人気がなくて静かな住宅街だった。空が開けていて、風が強く吹いていた。

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南堀江knave。ここに来るために家から400㎞以上離れたところにひとりでいる。今はとてもはるか遠くに感じるけど、いつかこの距離を近く感じることができるのかな。なんて思いながら駅に荷物を預けにいって戻って入場。中に入ると、みんな知り合いみたいにワイワイしていて、、、。それでも私はEmusickSを見に来た。それだけは変わらない。思えばハンブレが東京に来て、見に行ったのがEmusickSのレコ発だった。ハンブレは次の日も東京でやっていた、今思うとどうしてそっちを選んだか覚えてないけど、ありがとう過去の自分。大正解。EmusickSと出会わせてくれてありがとうハンブレ。

物販でCD全買いしたときに大善さんに言われてから気づいたんだけど、セトリ半分くらいしか知らなかったのにどの曲のイントロでもテンション上がったのはなんだったんだろう。楽しかった。

はやおさんはすごい16ビート叩いてるのにずっと笑顔だし、まさきさんはずっと淡々とギター弾いてるのにギターソロでギュイギュイするし、大善さんも淡々と弾いてて、でもMCとか出みせる笑顔のギャップ。ファイアーバード前のMCで泣いちゃったなかじんさんにもらい泣きした。ファイアーバード前の篝火にてのイントロエモすぎる。エモいって言葉バカっぽくて自分では使いたくないけどあえて使うエモすぎる。それでもやっぱりファイアーバードの間奏のところ。あの壮大な(?)間奏からEmusickSの全部伝わってくる。(何言ってんだお前) 本当に圧倒される。言葉が出ない。

10年間ってすごい。私がこのバンドを知ってからまだ1年も経っていなけど、この人達は私の人生の半分の時間、バンドを続けてる。それに比べて私はずっと続けていることなんて、生きてることくらい。毎日をただただ過ごしてるだけできっと何も残せず死んでいくんだろうな。

何かを成し遂げる人ってすごく尊敬するし、嫉妬もする。嫉妬なんて何もしてない自分がするのはおこがましいのは分かってるけど、それでもなにかでかいことする勇気がない。私の大好きな人達は、みんなその勇気とかを持っているからすごい。いつかは自分もそうなりたい。人になにか与えられる人になりたい。

始まる前はメンタルがやられてすごく帰りたかった。でも1曲目1音目から楽しくて、アンコール中とかもうずっとこの時が続けばいいなって思ってた。全部の曲が終わったあとはなんか名残惜しくてライブハウスを出れなかった。出たら全部が終わって一人ぼっちになってしまう気がして怖かった。それでもバスに乗って帰らなきゃいけなくて。階段を登りきって踏み出す1歩がすごく重かった。それでも私は現実に帰らなければいけない。っていう事実が重くのしかかってきた。

西長堀は静かすぎて本当に寂しかった。もっと渋谷とかみたいにガヤガヤしてるとこだったら気持ち紛れたのに。駅まで少し距離があってよかった。ずっと泣いていた。

今回の遠征で3万近く飛んだけど後悔はしてないし、本当にきてよかった。

ありがとうございました。