10年前の自分から手紙が届いた。
書いてある内容はあまりに薄かったけど、存在自体忘れていて不意打ちだったので、この手紙の存在は嬉しかった。
手紙には自分の身長体重とか、10歳の時ハマってた言葉とかが書いてあったけど、ほとんど分からなかった。なんだよ小池マルガリータピッザって。誰なんだよ。自分自身の事がこんなにも分からないのかってすごい驚いた。10年てすごい。EmusickSだ。
お母さんからのメッセージも入ってた。どうやら10年前から私はほとんど成長していないらしい。
この手紙の提出前日、お母さんとお父さんは喧嘩していたので、お父さんには書いてもらえませんでした。ごめんね。
という旨を伝えるメモ書きが入ってた。母はマメだ。10年後の父に見せてあの時の憤り故の復習をしている。強かだ。父は困っていた。
姉にも10年前の姉からの手紙が届いていた。
でもなんと、その封筒の中に、10年前の父から今の父に、とメモが入っていたのだ。
信じられない。
娘には何も書かず、母に悲しい思いをさせ娘に謝らせたうえに、しっかりと自分には手紙書いているのだ。
いや、でも父らしいといえば父らしい。
10項目くらいあって、その中に「ママを大切にしていますか?」というのがあった。
どの口が言っているんだか、、、
でも分かってる、あんなに性格の相性が悪い2人がずっと一緒にいる理由。分かっていると思う。いつまでもずっと一緒にいてほしいし、私もこんな相手が見つけられたらいいな。
まあ無理か。
自分は次の10年でどう成長できるかな。
タイムカプセルでも埋めようか。