日記

日々を愛しています

アネモネ

いつになったら言わなくていいことを言わずに、言わなきゃいけないことをちゃんと言えるようになれるんですか

いつまで私はこのままの大っ嫌いな自分のままなんですか

 

お父さんは、ニュースで犯罪者が出てくるとすぐこんなやつは死刑でいい、死んでいいっていう。バラエティーで以前問題を起こした人が出てると、こんなやつテレビに出すんじゃねえって、これでもかって暴言をぶつける。私はそれで毎回嫌な気分になる。なるだけで反論はしない。父の怒りの矛先が自分に向けられるのが怖いから。私は誰にも、言葉で勝てる自信がない。負けが想像できるから、みじめだから、自分を守るためにやりすごす。でもチャンネルは勝手に変える。

お母さんはマイノリティに理解がない。ドラマで男性同士のカップルが出てくると顔をしかめる。なのに週刊誌の下世話な記事が好きで、あの俳優はホモだとか、この人は変態っぽいとかそういった話をしてきては私にまで侮蔑の同意を求めたがる。

この人たちのそばでずっと生きてきた。別に嫌いなわけじゃない。育ってきた時代、考え方が違う

不用意な発言をしたと言われ炎上する芸能人も、両親も私も、結局は自分の正義だけを信じて、それを脅かす人に攻撃する。

父の中の「社会的に良くない」とされる行動を起こした芸能人をとがめる父を、私は私の「他人をその人のほんの一面だけを見て判断するのは良くない」という考えで否定する。

認められない芸能人を攻撃する父と、その父の行動を受け入れられずこんな日記に書き留めている自分も結局は同じなのだ

 

 

自分のことは棚に上げていたけど、私は長嶋一茂が嫌いだ。

 

こういうことはどうにもならないんですか?人間の本質ですか?考えなきゃいいですか?

 

おいしくるメロンパンの音楽は、ぬるい水の中に沈んでそのまま窒息するような、そんな気分になる