あの子の”LINEのID”を手に入れるために僕は生まれてきたし、
百円の恋にはいつの間にか十円の消費税の愛がかかっていて、
MDカセットなんてものも今じゃほとんど使われない
ずっと続けているからこそ生じる矛盾が、やさしくてさみしい 嬉しい
雨が嫌いだ
「俺雨好きなんだよね」なんてあいつが痛いこと言ったから
未だに雨が大っ嫌いで
傘をさして一人で歩いていると色々思い出したりする
だんだん思い出すことは減ってきたけど
私が色々考えるようになった時期とあいつといた時期が被っていたせいで
変な方向に私の思想はねじ曲がった
彼氏がいて勉強も努力もできるくせに病んでるあの子にも、多分私のことが好きだった先輩にも
興味があるように心配して声をかけたり、飲みに行って家に上がったりしても
本当は全然興味なんてないから続かないんだろうな
みんな優しくしてくれるけど私の本性なんかすぐ見抜ける
一番薄情なのは自分だな