どこかの短編映画で、感情をコップ一杯の色水で表現してたのを思い出す
私のコップがあるなら、きっとそれはそんなに大きくなくて、いつもなみなみだろう
少し動いただけで、少し注がれただけで、すぐに溢れる
格好が悪い
多分私は他人にこの格好悪いコップを見せないことに必死で、それは今までの人生では概ね成功しているんだと思う
卒アルの寄せ書きとか、部活を引退するときにもらった色紙とかに大体「クール」って書かれるのはたぶんこれが原因だろう
ただいくら気をつけていても人前でうっかりこぼしてしまう時がある、けっこうある
でもこぼしたのがバレてもいいやと開き直ってバレたのは実際2回で、2人とも私のコップの不格好さを笑ったりしなかった
なんか気持ちの悪い例えばなしになってしまった
もっと大きなコップを買いに行こう
なりたい自分と、身の丈に合う自分に180度の違いがあって、一歩が踏み出せない
「やりたいこと」と「働きやすさ」、どっちがいいかを誰かに決めてもらおう、なんてことをたぶん思ってた、ダメになったときの言い訳にするために他の人を利用するのはやめなきゃいけない、変わりたい
将来なんて何も見えずにとりあえず受験した3年前から一歩も進んでなくて、でもそれもそろそろ決着を付けないといけない