日記

日々を愛しています

愛すべきボケ老人

いなければいないで物足りなくて

 

2週間いたおばあちゃんが、いとこの家に無事帰りました。

私のスタンスと心構えが甘いのか、母親とお姉ちゃんの怒鳴りっぷりに少し疲れて、それが無くなったことで少し楽になったのも事実なんだけど、やっぱりいなければいないで物足りなくて、ついおばあちゃんの口癖が生活の中に登場してしまう。

それでも責める方に加勢することも、おばあちゃんの味方に完全になってあげることもできない中途半端な態度を取ってごめんね。あと何回会えるか分からないおばあちゃんと、これからの自分の生活、どっちを選ぶことも出来なかった。

目が合う度に「なんでこんなに綺麗なの?パパに似たのかしらね〜(おばあちゃんは母方の祖母)(実はちょっとお母さんに失礼)」「あら〜美人ね〜肌も白いし、よく誘われない?(ちょっと下品)」「彼氏いないの?いたら教えてね、ご飯ご馳走するから」「おばあちゃんの生きてるうちに子供産んでね。孫(本当はひ孫)抱きたいわ」を繰り返すおばあちゃんは、私は寝起きすっぴんメガネでもずっと私の事かわいいわねって言ってくれる唯一の人だし、ずっと褒めててくれるし、私はずっと笑ってられるよ。お姉ちゃんは年齢的に結婚に現実味が出るから言われるのが嫌らしいけど。でも本当に、出来れば曾孫だって見せてあげたいんだけどね。私は無理そうでごめんね。

さすがに床用のモップでダイニングテーブル上をふいてたときは、少しビックリしましたけどね。お姉ちゃんにバレなくてよかったね😉

テーブルふく用の布巾で顔拭いてたのも、お風呂セットから穴だらけボロボロの雑巾みたいなタオル(本当に謎)が出てきたのも、それ見つけてお笑い芸人みたいに布団に崩れ落ちるのも、帰る前日お風呂入りたくなくて子供みたいに口尖らせて嫌がったのも、急に帰りたくなくなって「お風呂はいったら帰らなくていい?あたしここ好きなのよ」ってなっちゃったのも、うちを自分のうちだと思い込んじゃってるのも、すごく可愛いしばあちゃんの愛すべきところだよ(1つ目のはちょっと違ったっぽい)。ボケてても100%善意だから。長生きしてね。