日記

日々を愛しています

先生

iPhoneはてなブログのアプリが最近なんかクソなので、久しぶりにノートパソコンを立ち上げた。

昨日はとてもいい日だった。

 

相変わらず今日も昼過ぎに起きた。天気が良かったので「風、外の風を」と窓を開けたら突風が吹きこんできてよろめいた。そんなに多くはいらないよ、と思った。

 

昨日姉が彼氏と同棲するために家を出ていった。

前職のときにも一人暮らししていたし、別に今さらさみしくなんかないだろう、と思っていたけど、引っ越しの手伝いも見送りも、あえてしなかったのはきっとそういうことなんだろう。

家に帰ってきて、物がほとんどなくなってる部屋の真ん中に立ち尽くしてなんかいろいろ考えていた。

今朝脱いだスエットも、靴下も、ペットボトルのゴミも部屋にそのまま残っていた。

洗面所に2つ並んでいた歯磨き粉もコンタクトケースも眼鏡も全部私のものしかなくなっていた。

風呂の長い姉に気をつかってお風呂に入ったり、潔癖気味な姉のスリッパを間違えて蹴って怒られたり、姉のコートの上から自分のコートをかけて怒られたり、私のタオルのうえで汚いと思ってるものを干さないでって何度言っても辞めてくれなかったり、今の彼氏と付き合い始めてから、あまり私のはなしをきいてくれなくなったり、「あんたに一人暮らしはできないよ」って呪いをかけ続けて自分はいともたやすく出て行ったり、「(潔癖が故に)誰かと一緒には暮らせないから、将来同じマンションに住もうよ」って提案してきたのに、私のスリッパは触れないくせに彼氏のスリッパには触れるらしい。本当にむかつく。

絶対嫌だって言いながら結局服を貸してくれることも、絶対に譲れない意見を両親に聞いてすらもらえないときに味方になってくれることも、何かあるたびにいつの間にか私の机のホワイトボードに書かれているメッセージも、これからはもう、全部ないのか。

 

本当にむかつく。むかつくし、大好きだな。体の中の大事な何かがごっそりなくなった気分だ。

 

他の人から見たら大した人間ではないかもしれないけど、ずっと私のお手本だし、目標だし、越えられない壁だ。

意味も分からずなにかの拍子で、小学生になるまで姉のことを「先生」って呼んでいたらしいことも、別にあながち間違いじゃないんだろう。

 

20年以上一緒に暮らしても、結局私が知っている姉は、「家族としての姉」の一部だけなんだよな。

別に悲しくない。それを知ることができるのは世界で私だけだし。

ああ、つくづく面倒くさい人間だな。笑っちゃう。

姉にとって私がどんな存在だったのだろうか。

 

 

風が強すぎて部屋の中がうるさい。

 

iPhoneの予測変換に文章を書くことを頼りすぎている。ということをひしひしと感じた。