私は私に近しい人ほど宝石の国を読んで欲しいという気持ちが強い。そして、読み終わったらどう感じたのか教えて欲しい。それぞれのキャラクターをどう思うのか聞いてみたい。
出来ればフォスを愛してて欲しいけど、別に嫌いだっていうならそれでもいいし、エクメアサイドに偏った視点を持っていたら、それがどういうものなのか聞きたい。
私もよく宝石の国を「美しい地獄」って表現するけど、「地獄」と一言で片付けてしまうには、物語に色々な分からないものが含まれすぎている。
「別れ」も「出会い」も私たちが経験するものとは違うし、「感情」も「記憶」も宝石たちにとってそれがどんな意味を持つのか、結局のところ全然分からない。だからかなりドライな部分と、執着するところの差に戸惑う。
あまりに人間的な部分がたまにある所も気持ちが悪い。
1話でのフォスフォフィライトが主人公だとして、最新話のあの子をフォスって呼んであげたい気持ちと、呼びたくない気持ちが半々くらいで私の中に存在してる。
周りによって存在があやふやになるほどの変化を強いられたフォスの行き着く先が、どうか幸せなものであって欲しい。
そうでないと少し困ってしまうのだ。フォスには私の希望であってほしい。
(追記:そんなやつばかりいたせいで、フォスがあんなことになってるって気づいてかなりゾッとした)
退職届を書いたあの日から、私を取り巻く環境はかなり変わったけど、
結局変わったのは環境だけで、私はずーっと無責任で、何事にも本気になれずに、ずーっとダサいままである。分かっている。
差し伸べてくれた手に、その期待に応えられない。どこに行ってもお邪魔しますの精神で、ただいろんなところに行ってそれを誤魔化してるだけだ。
宝石の国を読み返して、フォスとアンタークちんの会話がグサグサ刺さってくる。
私はこのまま「できることしかできないまま」死んでいくのだろう。
いつか死ねるだけましか。
月に行かなかったフォスをやっている。どうかそっちは光があって欲しい。
本当に、あの状況を全て「フォスの自業自得物語」って言いきれる人に話を聞きたい。
少しだけ雑に、風のように生きたいとも思ってみたけど、できるだけ丁寧に、大事に生きていきたいとも思う。祈りってやつなのか。
日焼け止めを塗って、ちょっとひんやり要素のあるUVカットのアームカバーを買った。
なくてもいいけどあるといいもの増やしていきたい。
明日からの私が今日よりちょっとでも幸せであるように、今日の私がその全部の選択を通して祈っている。安心できる要素は多い方が良いに決まってる。
でもそうでない方が楽しい場合っていうのがあるのも分かってて、それを上手くコントロールして生きていきたい。
電車で隣に座ってるサラリーマンが、YouTubeで違法アップロードのカイジ2を見てる。
今回読みにくい構成すぎて愛おしいわ