私の大好きなドラマに
「楽しい時間は短いね」
ってセリフがあって
これは認知症が進んでしまった父親との付き合い方に悩む主人公がかけられる言葉なんだけど
自分もきっとこの言葉とは無関係に生きていくことは出来ないんだろうな
姉は結婚式にボケてしまったおばあちゃんを呼びたくて、でも親族間の不和できっとそれは叶わない
主役が楽しくなきゃダメってことが共通認識じゃないの、意味わかんない
「お酒が飲みたいから無理」「産まれたばかりの孫に構いたい。面倒臭いから無理」「嫌いだから無理」じゃないんだよ
「連れてきてもどうせ覚えてないから」じゃなくて「姉の気持ち」を汲めよ
姉のために割を食う覚悟をしてよ
いくら私たち子供が考えようが、提案しようが、自分たちの都合で姉を悲しい思いにしちゃえる意味がわかんない
話し合えるんだから「〜は〜だと思うよ」って想像で話すのはやめて
いとこ家族のこと大好きで、一緒に旅行にも行ってた姉に「結婚式が終わったらもう関わりたくない」なんて言わせないでよ
楽しい時間は短いね
って思う度に、すごく悲しくなる
だからこそ楽しい時間は不貞腐れずに、ちゃんと素直に受け取ろうって思うよ
敵を作らず、何にも固執せず、穏やかに、健やかに、出来れば誰かと一緒に笑いながら歳をとって
そうやって死んでいきたい